リノベーションは現在非常に注目を集めるようになりましたが、実際に行う前にはメリットをしっかり考えておかなくてはなりません。何のメリットがあるのかも知らないまま、ただ漠然と施工をしてしまうのでは、そこにかかる費用も無駄になってしまいます。ではリノベーションのメリットには何があるかですが、何よりも大きなポイントとなるのが住宅価値が高くなることです。リフォームとは異なり住宅に対して大規模な施工をし、新築時点よりも住宅価値を高めるということがリノベーションの目的ですから、施工完了後の住宅はそれまでの価値よりも遥かに高い価値を持つようになります。

これは築年数が経過している住宅ほど顕著にあらわれることとなりますから、親の代から使っているマイホームなどでも意味があります。またこれから住宅を取得するという場合には、物件の選択肢を増やすというメリットもあります。大規模な施工をすることで住宅を改良することを考えているのであれば、極端な話ではありますが築80年を超えるような古い家であっても購入する価値があります。たとえ購入時点の築年数が経過していてもリノベーションが完了すれば新築時以上の価値になるのですから、購入時点の価値が低いということはそれだけ安く物件取得ができると言うことになるのです。

こうした施工を視野に入れないまま住宅を選んでいると、たとえ立地が良かったとしても住宅として気に入らない物件に関しては選択肢から外さざるを得ません。しかしリノベーションを行うことを視野に入れておけば、多少住宅の条件が理想と合わなくとも取得後に理想の状態を作ることができますので、住宅の選択肢を大きく増やすことができるのです。